子豚へのカルシウム補給-プロピオン酸カルシウム

 

豚飼料添加物

離乳後の子豚の成長遅延は、消化吸収能力の制限、塩酸とトリプシンの産生不足、飼料濃度と飼料摂取量の急激な変化などが原因です。これらの問題は、弱有機酸を用いて飼料のpHを下げることで克服できます。有機酸の主な作用は、胃のpH値を低下させ、不活性なペプシノゲンを活性なペプシンに変換することです。有機酸は細菌の増殖を抑制し、殺菌する効果もあります。また、有機酸はミネラルと複合体を形成することで、ミネラルや窒素の生体利用率を高め、これらの排泄を最小限に抑えることができます。さらに、有機酸は消化管全体の消化率と成長性能を向上させる効果もあります。つまり、有機酸とその塩類は、離乳子豚のタンパク質利用率と生産性を向上させるのです。

プロピオン酸カルシウムは、ペプシンの活性を高めるだけでなく、タンパク質の利用率も向上させることができ、環境と生産経済に有益です。また、低いpH値は、小腸の絨毛の高さと陰窩の深さを変化させることで、栄養素の消化率を向上させることもできます。この現象は、母乳中のタンパク質(カゼイン)が豚の胃の中で凝固、沈殿し、約98%の最大消化率を達成するためにpH値が4であることで説明できます。

有機酸は、貯蔵飼料を有害な細菌や真菌の増殖から保護する効果的な保存剤としても考えられています。時間の経過とともに、飼料の品質が向上することで、成長パフォーマンスの向上にもつながる可能性があります。飼料原料を保存するための酸性化剤の主な機能は、飼料のpH値を下げることです。

プロピオン酸カルシウム

有機酸は細菌の増殖を抑制するだけでなく、殺菌する効果も持ち合わせています。これらの効果は、有機酸の含有量によって異なります。これらの酸は、他の飼料添加物と併用することで効果的に使用できます。


投稿日時:2021年6月3日